2030年06月01日

ようこそ【星屑ひとつ】へ

ゆきのの拙いお話を連日UPしています。
私好みのストーリーやら設定ばかりですが、面白楽しく書いた作品です。多少、いや、かなり突っ込みどころがあるかと思いますが、そこは温かい目で読んで下さいね^^



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2019年11月20日

【恋愛小説】あなたとホワイトウェディングを夢みて 135

 倒れ込んだ留美に驚いた郁未が救急車を呼び、病院へと搬送させた。
 その後、留美に付き添った郁未は医師の診断を仰ぐ。診察室では留美の隣に並んで医師からの説明を聞いていた。
 二人の顔を見た医師が検査結果を映し出したパソコン画面を眺めながら説明を行う。

「胃がかなり荒れていますね。どんな食生活をされてきたんですか?」
「え? 単なる胃荒れですか?」

 倒れた時の留美の苦しそうな表情を今も忘れられない郁未は、その瞬間がとても恐ろしくて心臓が止まる思いがした。もし、青ざめていく留美があのまま意識をなくし呼吸が止まったらと、そう思うだけで郁未は身震いする。

「今日、空腹時に……いつもの何倍もの濃いコーヒーを何度も飲んだからでしょうか?」

 馬鹿なことをしたと、留美は俯き加減で医師に尋ねた。
 すると、医師は留美の方へと向き直って言う。

「そうですね、しばらくは消化の良い物を食べて胃を労って下さい。お薬出しておきますから最後まで飲みきって下さい」

 注意を受けただけで特に治療もなく、留美は胃薬を貰うと病院から帰された。
 ただ、二人の服装が病院には似つかわしくない豪華なパーティ用衣装だった為に、かなり浮いていて周囲からは異様な目で見られてしまった。
 周囲の目を気にした留美に郁未がさりげなく自分の上着を掛けてやる。その手慣れた動作がプレイボーイだと、普段なら罵るところだが、自分が弱っている時に優しくされると心から嬉しく感じてしまう留美だった。

2019年11月19日

【恋愛小説】あなたとホワイトウェディングを夢みて 134

 これまで女達にこんな扱いを受けた経験がない郁未。
 身体をすり寄せては甘える女ばかりだったのに、留美は甘えるどころか郁未を突き飛ばしてしまった。
 これまで留美が感じたことのない官能の世界を、今夜ゆっくりと丁寧に教え導いてやろうと計らっていた郁未だった。なのにこの有様だ。
 それほど留美に嫌われていたのかと、郁未はこれまで留美に冷たく当たったことを少し悔やむと、留美の腕を掴み引き寄せる。
 ところが、その手を拒絶した留美は蹲る。
 そこまで嫌悪されているとは思わず、郁未は自分がショックを受けていることに気付く。

「そんなに俺が嫌か?」

 留美の腕を強引にも引き寄せて身体を持ち上げると、留美の顎を掴みその顔を自分の方へと向かせる。
 すると、留美の瞳が潤み苦しそうな表情をしている。
 留美の悲しそうな顔に郁未は心がズシンと重石を乗せられたように重々しくなる。

「……留美」

 もし留美を無理矢理抱けば翌朝には自分の女になるのだろうかと、留美を征服することだけを郁未の脳裏が占める。力尽くで留美の腕を引っ張り、留美を立たせようとすると『ダメ』と、か細い留美の声が聞こえてくる。
 そして、留美を掴む腕がガクンと重みを増すと、留美は床へと倒れ込んだ。

「留美……?」

 深いスリットが留美の太股を曝け出し、胸元の開いたドレスは留美の白い肌を更に白く見せる。ついさっきまで薔薇色だった頬は青白く、顔面が人形のような温かみのない色へと変わっていく。

2019年11月18日

ホームページ更新しました!


私のホームページですが、久しぶりに更新しました。
更新したページはこちら → 近況報告

小説投稿サイト メクるにて更新中のファンタジー作品ですが、メクるがちょっと不安定なところがあるので、自分のサイトでもUPしています。
と言うことで、こちらもヨロシク♪
ファンタジー →「続)背徳の夜、悦びのなか義兄に抱かれ続ける

小説投稿サイト メクるでも閲覧できます。
→ 「背徳の夜、悦びのなか義兄に抱かれ続ける
→ 「続)背徳の夜、悦びのなか義兄に抱かれ続ける




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【恋愛小説】あなたとホワイトウェディングを夢みて 133

「あの、コーヒーでも飲みますか?」

 郁未の熱い視線を感じ緊張が増していくと、留美はその場から逃げだそうと郁未にコーヒーを勧める。軽く会釈し台所へ行こうとした。
 すると、背後から郁未に抱きつかれ身体を郁未の方へと向き直させられた。

「専務……」
「留美、二人の時は郁未と呼んでくれ」

 そう聞こえた時には郁未の顔がすぐ側まで近付き、少し荒くなった息が留美の頬にかかる。この体勢だとまたキスされる。両手で郁未の胸を押し退けようとしたけれど、その手を掴まれ顔が重なる。
 いつもより熱い郁未の唇が、とても情熱的で拒めない。郁未の荒い息遣いと同じで、啄む唇の動きが荒々しい。なのに、それが求められているようで嬉しくて幸せな口付けに感じると、いつの間にか郁未の胸に寄り添いキスを返していた。

「留美、もっと欲しい」

 郁未の熱い吐息が留美の唇にかかると、留美の背に回された郁未の手が腰から下へと下がり、お尻へと伸びていく。

「ま、待って」

 郁未が興奮していると気付いた留美だが、心の準備は出来ていない。まして、天敵と見なしていた相手からの愛撫など論外だと、留美はお尻から太股を撫でる郁未の手を掴んだ。

「どうして待つんだい?」

 郁未の唇が頬から首筋に下りていくと、首筋に郁未の熱い吐息がかかる。

「だって、これからディナーへ行くんでしょう」

 這う唇が首筋に口付けしながら更に下がっていくと、留美は両手でドンと郁未の胸を突き放した。

2019年11月15日

【恋愛小説】あなたとホワイトウェディングを夢みて 132

 だんだんと気が重くなる留美は、コーヒーを飲み干すと再び台所へ行っては濃いめのコーヒーを淹れる。どんなに濃いコーヒーでも味がしなく、美味しくも感じない。
 留美は約束の時間をとうに過ぎたのに、未だに現れない郁未に苛立ち始める。
 すると、そこでやっと玄関ベルが鳴り響き、待ちに待った郁未がやって来た。

「遅いわよ」

 怒鳴り気味で玄関へ駆けていく留美。
 ドアを勢い任せに開けると、そこには、会社で見るスーツとは全く雰囲気の違う郁未が立っていた。その姿は前回のディナーの時に装っていた服装より更に洗練され美しいフォルムだ。
 以前、惣菜屋近くのホテルで女性をエスコートしていた郁未の装いとも違い、断然今の姿の方が格好良いと、留美の頬が薔薇色に染まっていく。
 すると、遅刻した郁未への苦情も息と共に飲み込んでしまう。

「待たせたね」

 甘く囁かれるその言葉だけで、留美は遅刻を完全に許してしまう。
 軽く頷く留美は数歩後ずさりし、郁未を快く玄関へと入れる。
 相手の装いに胸を弾ませたのは留美だけではない。郁未もまた、先日と同じ装いなのに、今日の留美の出立は前回以上に妖艶で心を弾ませる。深いスリットはやはり失敗だったと、見え隠れする留美の太股が気になり目線が下がる。すると、会社のお堅い服からは想像も付かない程に留美の胸の膨らみが美味しそうで、揉みほぐしたらどんなに心地よいだろうかと唾を飲む。
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